ジュピター
jupiter
鎌倉にお住まいの田野井プロだが縁があって去年夏、第一ゴルフ堺店に来店。プロゴルファーと言えど道具に悩み困っておられた。そこで私が入念にクラブフィッティングをし、フルセットを作らせていただく。いちばんの悩みはアマチュアと同じでドライバー。過去色々試したが球が吹き上がりランが出ない!H/Sは一般男子と同じ37m/s。まずはシャフトを徹底テストしていく!ローテーションは少なめの人なのでシャフトの早戻りが必要だ。スイング軌道はアウトイン系で手元が硬いとアウトインが大きくなる為、手元は適度に軟らかい事が必要。シャフト重量は50gを切って欲しい。導かれたシャフトはスパーク40のSR!次はヘッド。返るヘッドと返らないヘッドが存在するが田野井プロは最大限に返っていくものが必要だ。プロのバックスピンは多く高弾道なので、最もスピンが抑えられる450ブレイブの9度ヘッド!長さは46インチ、このDRに決定した。のちにDRがこれまでの大手メーカーのクラブより遥かに飛んで曲がらない優等生となりプロにとっても褒めていただく。「若手プロと回ったら離されていた飛距離が大幅に縮まった!」というから私も嬉しかった。プロでさえ道具が合わずに困っている。アマチュアは悩まず道具をしっかり自分に合わせ正しいレッスンを受ける事が大事!ゴルフに王道あり!第一ゴルフ代表取締役 入江純一
H/スピードの速さを武器にクラブは方向重視と割り切るのが男子プロ。非力な女子プロはクラブの性能を目一杯引き出し、自分に合う合わないを徹底的に追求している人が多いと思う。田野井プロは女子プロ中の女子プロ!と呼んでもいい!クラブの違いに敏感で、クラブが合えばスイングが良くなると断言する! クラブ写真下の文面は田野井プロ直々のコメントである。
https://golf.itembox.design/item/teetime31-00-01.jpg?t=20241129104646ドライバー450とスパーク40の相性なのか、打ち急いだり突っ込んだり、ゆっくりとスイングできない私に安心感を与えてくれる。構えるとフェース面が気になるクラブが多い中、開き気味に構えようが、被せ気味に構えようが、球の散らばりはほとんど無く、とにかく振り回しても、叩きつけても(興奮して)吹き上がることはないのだ。フェードやドローも打ちやすく、ローテーションしたくないけれど上から叩いてしまう私の癖をカバーしてくれている。しなりを感じたくないので、とにかく気になることがほとんどないドライバーに入江社長が仕上げてくれた。
FWはこれまた苦手意識のあったシャローなフェースである。シャローなのでUT感覚で打てるとも言える。FWは最近の長いコースではパー3で使用することも多いがTEE UPしても左に行かないのは、シャローフェースのため横から払うようにスイングイメージが湧きやすいことからだろう。つま先下がりや、つま先上がりの傾斜からもソールが滑りやすいのでFWが苦手な人には使ってみて欲しい作品だ。
これまたサプライズなUTで、レーザービームという名前をつけてよ!と入江社長に唸ったほどの最高傑作。294モデルベレッタシャフトとの最強コンビに間違いない。FW同様、バランスWT3ヵ所ついている。プロ仲間に驚かれたのは春の伊勢カントリーのアゲンストに向かってフルスイングした私の球が全く吹き上がらず、ぐんぐん球が伸びていくので話題になったのだ。もちろんパー3でTEE UPしても左へは行きにくく、アイアンのような振り抜きを保証する。
アイアン・中空アイアンも苦手意識があった。あれこれスイングを悩む私をシンプルな横振りスイングに導いてくれた。ハイウェイエンジェルシャフトがしっかり振り抜くスイングを導き出す。低い球も高い球も打ちやすい。
ウェッジ・右手でポイッと球を投げるイメージというか距離感で、球がふわっと上がり、静かに止まる。フェースを開くのが苦手な人にお勧め。球を右目において転がしも、やさしい。特にグリーンをオーバーした時の奥からの下り傾斜が楽しくなること間違いなし。
オデッセイのBROOMSTICKパターを使用。構えた時にみぞおちにくる長さにした。”ほうき”という名前です。フェース面は”ホワイトホット・マイクロヒンジ・インサート”を搭載しています。音はインパクトの時にしませんが、柔らか過ぎず硬過ぎない感じが好きです。2ボールパターは好きではなかったのですが、興奮すると手打ちが激しくなる癖があるので、あえて2ボールを使用することで、自分のボールと2つのボールマーク(3つのボール)が一緒に転がるイメージで左肩でスムーズにストロークすることが実現。テイクバックでよれないので、好き嫌いよりも自分に合っていると思った。