|
長年ゴルフクラブの販売に携わってきたミネルヴァの設計者が、かねてから温めていたコンセプトがある。
「飛距離重視のクラブにコントロール性能を加えたヘッド “ただ飛ぶだけ”ではなく、狙ったところに打っていけるヘッドを開発したい」 そんな想いから「ミネルヴァ ヴァリエンテ/MINERVA VALIENTE」は誕生した。
ブランド名「ミネルヴァ」はギリシャ神話の守護神「アテナ」の英語名。闘う守護神「ミネルヴァ」とともにフィールドへ!
|
PRODUCT DESIGN 製品設計
「VALIENTE」とはスペイン語で『勇敢』を意味する。失敗を恐れない強い心で、狙った場所をコントロールするには、クラブに「ディスタンス&コントロール」を約束してほしい……そうしたゴルファーの切なる願いがミネルヴァに込められている。開発当初は幅広いユーザーから支持されるため、ヘッドスピード40m/s前後のゴルファーに最適な重量,重心設計をしていた。
しかし、数多くのプロトタイプのテストを繰り返すうちに、一定のヘッドスピードを持つ競技ゴルファーにも支持されるヘッドとして生まれ変わり、ミネルヴァの初号機モデルが完成した。「ミネルヴァ ヴァリエンテ」の誕生である。
適度なつかまりとフェースの弾きのバランスを整え、飛距離だけではなくプレイヤーのイメージどおりコントロールしやすい設計となっている。また、設計段階からこだわり続けた心地よい打球音と打感は、手に伝わる感触に加えて同伴者をも魅了するだろう。
トップアマチュアから絶大なる人気を博すヘッドメーカー「エミリッドバハマ」。叩いても低スピン設計で吹け上がらない、飛距離性能にこだわり、大ヒットを続けるバハマCV-8(カールビンソン)の低スピンのディスタンス遺伝子を受け継ぎながら、よりつかまりを重視し、コントロール性能を加え完成したのがミネルヴァ ヴァリエンテである。H/S(ヘッドスピード)が早い、叩けるゴルファーには低スピンの恩恵ももたらしながら、狙ったポジションへボールを運ぶことで、セカンドショットでより有利な選択肢をもたらす。H/Sがさほど早くないゴルファーには適正なスピン量で、ボールがつかまえ、キャリーをもたらし、飛距離が伸びる。飛距離性能に秀でた設計ベースがあるからこそできる「つかまえて飛ばすディスタンス&コントロール設計」MINERVAのドライバーを是非お試しください。
Corazon Valiente
想像してほしい。16番Par3で下り4mを見事にねじ込みバーディーを奪取しバウンスバック。そして最難関である17番ホール425ヤードPar4、風はアゲインスト。左右にペナルティゾーン。この17番を乗り切れば勝利が見えてくる。ティーグラウンド「まっすぐ行ってくれ!」と天に願うのか、それとも「真っすぐそして狙った場所へ!打てる!」と自分を信じきれるか。まさにプレーヤーの「勇敢な心」が試される瞬間である。MINERVAのフェースの刻まれた“Corazn Valiente(コラソンバリエンテ)”の英訳は「Brave Heart」(勇敢な心)。努力を積み重ねてきた自分を信じる「勇敢な心」でその一打を打ちこむという思いが込められています。
製品スペック
商品名 | MINERVA VALIENTE |
製 法 | 鋳造 |
FACE材質 | 特殊合金チタン |
素材ボディー |
6-4チタン |
体 積 | 460cc |
ロフト角 | 8.5~11.5度 |
ライ角 | 59.0 |
フェイスアングル | ±0.5 |
ヘッド重量 | 194g |
販売価格 |
77,000円(税込) |
※別売りウェイト1g,5g,8g
スピーダーらしい振り心地をそのままに
短尺化でミート率、直進性が大幅UP
クラブを短尺化するとミート率や直進性などが高まるメリットがあります。 一方、バランスが軽くなって振り心地が変わる、シャフトが硬くなる、球が上がりづらいなどのデメリットがあるのも事実。 そこで、金属管複合「MCT」をウッド用シャフトに採用し、一般的なシャフトより1インチ短くても同様のバランスに仕上げることができます。 また、マルチフーププライ積層やハイトルク設計、太径化などでデメリットを排除。 「スピーダー」らしい軽快な振り心地を実現しています。
一般的に、クラブの短尺化には、クラブ長が短くなることによるミート率の向上や直進性が高まるメリットなどが挙げられる。近年、PGAツアーでも短尺ドライバーの使用選手が数多く見受けられる。しかし、通常のクラブを短く組もうとすると、クラブバランスが軽くなってしまい、ヘッドを重くする等の調整では振り心地が変わってしまう。
ドライバーの短尺化について、JGF2018に短尺コンセプトドライバーシャフトを参考出品し、JGF会場や以降の試打会にて感想を集めたところ、
・ドライバーを44インチくらいで試したことがある人が意外と多い
・クラブバランスが出ないのでヘッドに鉛を貼って調整しているが、振り心地が変わってしまう
・バランスが軽いままだと、ユーザーに敬遠される
・通常のシャフトを短尺にすると、硬く感じてしまう、球も上がらない
というコメントがあり、予想以上に反響が大きかったため、短尺用シャフトの商品化を推進しました。
Metal Composite Technology(カーボンと金属の複合技術)
MCIに使用している金属管をドライバーに初めて採用。先端の剛性を高めず、先重心にすることで、通常のヘッド重量(200g程度)/44インチで一般的なクラブバランス、振り心地を可能としました。
マルチフーププライ積層
短尺化によりシャフトの動きが感じにくくなるのを、手元のみにフープ層を複数積層することで、硬く感じさせずに先端の走りを付与しました。
ハイトルク設計
短尺用として、トルクが締まりすぎないように易しめに調整(つかまりの良さ)しました。
振動数を軟らかめに設定
短尺化による打出し高さとヘッドスピードの低下を、振動数を軟らかめに設定することで解消しました。
シャフト太径化
グリップ部が細くならないように、外径を調整。右手に力が入りすぎず、違和感のない振り心地に。
モデル名 |
フレックス |
製品長 |
重量 |
トルク |
Tip径 |
Butt径 |
調子 |
SPD SLK 5 |
R |
45 |
56.5 |
6.1 |
8.5 |
15.40 |
中 |
S |
58.5 |
6.0 |
15.45 |
X |
62.0 |
5.9 |
15.50 |
SPD SLK 6 |
S |
66.5 |
5.1 |
15.55 |
X |
71.0 |
5.0 |
15.60 |