シンプルなキャビティバックでありながら寛容性を高めたデザイン
「X FORGED STARアイアン」は、単一素材(S20C)の鍛造製法で、まさに混じり気のない心地良い打感と乾いた打球音を味わうことのできるモデルとなっています。バックフェースは、X FORGEDアイアン同様のシンプルなキャビティ構造を採用。下側には中央を頂点とした三角形状の肉厚な部分を形成しており、そこから上に向かって、やや肉厚な部分、そして完全なキャビティ部分と、段階的に厚みが変えられています。ただし、もっとも肉厚な部分の面積はX FORGEDアイアンと比べて小さく、完全なキャビティ部分の面積も大きくされているため、より寛容性を高めたデザインになっていると言えます。肉厚を変化させていることでできた段差が、Xのアルファベットのように形づくられているところも注目です。
ヘッドの大きさを感じさせない、フェース外周の処理
ヘッドサイズはX FORGEDアイアンよりも大きく、トウ側が高く見える設計となっていますが、構えたときにはプレーヤーに大きさを感じさせないようになっています。フェース面外周のエッジに、面取りを入れていることによるものです。またX FORGEDアイアンと比較して、オフセットはやや多く、トップブレードもやや厚めで、ソールはワイド。さまざまな箇所で、よりやさしさに配慮したモデルとなっています。
ソールの前後に入れた面取りで、スムーズな振り抜き
新しい「X FORGED STARアイアン」でも、X FORGEDアイアンと同じく、抜けの良さに重点が置かれました。ソールにトライレベル・ソールデザインと呼ばれる処理を導入しており、リーディングエッジ側は半円状の面取り、トレーリングエッジ側はトウからヒールにかけて一定の面取りが、それぞれなされています。これによりスムーズな振り抜きが可能となっており、ボールコントロールのしやすさに大きく貢献しています。
前作と同じくI#7が29度と、ややストロングなロフト設定
「X FORGED STARアイアン」をもっとも特徴づけているのがロフト設定です。I#7が前作と同じく29度と、X FORGEDアイアンより4度、ストロングロフトになっています。スキルが高めで、「1ピース軟鉄鍛造アイアンを使いたい」と考えている一方、「ある程度のやさしさや飛距離性能も欲しい」というプレーヤーに最適なモデルと言えます。番手はI#4~9、PWの7本で、セット販売はI#5~9、PWの6本です。I#4は単品での展開。
番手 | #4 | #5 | #6 | #7 | #8 | #9 | PW |
ヘッド素材 / 製法 | 軟鉄鍛造(S20C) |
グリップ | Callaway Tour Velvetラバー ブラック/ホワイト バックライン無し約50g,口径60(5716030) |
ロフト角(°) | 20 | 23 | 26 | 29 | 33 | 38 | 43 |
ライ角(°) | 60.5 | 61 | 61.5 | 62.0 | 62.5 | 63.0 | 63.25 |
カスタムクラブ長さ(インチ) | 38.5 | 38 | 37.5 | 37.0 | 36.5 | 36.0 | 35.75 |
N.S.PRO MODUS3の哲学を凝縮した集大成。
その製造技術と品質への信頼は世界中のトップツアーでも極めて篤く、海外メジャー大会優勝や国内男子ツアー賞金王にも貢献する、新カテゴリーのアイアン用スチールシャフト「MODUS」シリーズ。世界でその評価を確立し、活躍を続けています。
シリーズ誕生10周年の節目に誕生した「TOUR115」。これまでのトップツアープレイヤーからのフィードバックの集大成として、アスリートゴルファーのニーズを形にする新定番として誕生しました。
既に多くの愛用者を誇る
「TOUR105」、「SYSTEM3 TOUR125」の流れを汲む素直なシャフト特性により、トッププレイヤーの求める高次元のニーズに追従する弾道コントロールを可能にする高い操作性と、ツアースピン設計による直進性能とを両立。
世界に誇る高い設計技術によるシャフト性能に加え、近年のスタンダードにマッチするシャフト重量設定でアスリートのニーズを自在に形にします。
■直進性能と操作性能とを高次元で融合
日本シャフトが世界に誇る万能な設計/製造技術を駆使し、シャフトのすべてのエリアの肉厚をミクロの単位で自在に加工して最適化。
多様化する弾道コントロールのニーズに応える操作性能と、他を凌駕するシャフト造りのノウハウで培われたN.S.PRO独自の肉厚調整加工技術がもたらすツアースピン設計による直進性能とを高次元で融合しました。
ショットコントロールで攻める、ストレート弾道で攻める、どんなニーズにも高い追従性を持ちます。
■プレイヤーの意志に万能に対応する素直なシャフト特性
スイングに追従するシャフト特性は、ねじれることなくスイングのパワーをダイレクトにクラブヘッド、ボールへと伝え、まさにプレイヤーの意志に万能に応えます。
スイングタイプや弾道特性に対する偏りがなく、幅広い対応性を持ちます。「MODUS」選びのファーストステップとしても、突き詰めて「最後はやはり素直についてくるシャフト」というシャフト選びのゴールとしてもご選択頂ける受け手の広さを持ちます。より繊細なニーズや具体的なニーズには、既存のラインナップで対応する豊富なラインナップが揃っています。
■最新のクラブセッティングに対応するシャフト重量設定
トップツアーレベルでも起きているドライバーの軽量化に合わせると、これまでのレギュラーウェイト(125g)ではやや重めで、安定性最重視のセッティングとなります。過度なオーバースペックはスイングタイミングのズレを引き起こし、ピンを狙っていくはずのアイアンショットの精度低下に繋がります。
ドライバーシャフトのスタンダードになりつつある
60?70g台シャフトとの重量マッチングに優れる118.5g(Sフレックス)の重量設定とすることで、最新のクラブセッティングに対応するスペック設定としています。